ANVIL

1973年、高校生だったスティーブ“リップス”クードゥロー(ヴォーカル・ギター)とロブ・ライナー(ドラム)は出会い音楽一緒にやるようになる。1978年リップスとロブに加え、デイブ・アリソン(ギター)とイアン・ディクソン(ベース)が参加し“LIPS”が結成される。1981年、同バンドはインディから“Hard ‘N Heavy”というアルバムをリリース。その後すぐアティック(レーベル)と契約し、バンド名をANVILに改名しデビュー・アルバムをリリース。ジューダス・プリーストらをプロデュースしたクリス・タンガリーズがプロデュースしたアルバム「Metal on Metal」が日本でも認知され、1984年、西武球場で行われた“SUPER ROCK’84 IN JAPAN”にボン・ジョヴィやスコーピオンズ、ホワイトスネイク、マイケル・シェンカー・グループとともに出演(初来日)。そこに出演したバンドは、全て100万枚以上売れる世界的なバンドとなっていった、ただし、ANVILを除いては…
1987年、ANVILは米国のメタル・ブレイドと契約し“Strength Of Steel”を始めとする3枚のアルバムをリリースし、同アルバムはビルボードチャートで191位にランクイン、ANVILで一番売れたアルバムとなる。その後2、3のレーベルを転々とし、2001年の“Plenty of Power”ツアーではお客さんが全くいない会場でもプレイしていた。彼らは決して諦めてはいなかった。2006年、82年のアルバム“Metal on Metal”をプロデュースしたクリス・タンガリーズと再びタッグを組み“This is Thirteen”というアルバムを家族から借金をして、自主制作レコーディング。同年日本で行われた“LOUD PARK”に参加し、待望の再来日を果たす。ANVILのドキュメント映画“アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~”が2009年全米、全英で公開となり、社会現象となる程の絶賛を浴びている。