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ANGRA

ANGRAは元VIPERのアンドレ・マトス(Vo)を中心に、ブラジルのローカル・バンドSPITFIREのラファエル・ビッテンコート(G)とマルコ・アントゥネス(Ds)、ジャズ・バンドでプレイしていたキコ・ルーレイロ(G)、サンパウロを拠点に活動していたバンド、FIREBOXのルイス・マリウッティの5人で91年に結成。ANGRAとはブラジルの神話で“火の女神”を意味するという。翌92年にデモを制作し、93年7月からアルバムのレコーディングに入り、93年11月に「ANGELS CRY」でデビュー。VIPERの「THEATRE OF FATE」が日本において大ヒットを記録していたことによるアンドレマトスの知名度の高さ、キコ・ルーレイロの華麗なギター・テクニック、そしてヘヴィ・メタルとクラシックを融合させた独自の音楽性でアルバムは10万枚を超えるセールスを記録、一躍人気バンドに。

新ドラマー、リカルド・コンフェッソーリを迎えた編成でセカンド・アルバム「HOLY LAND」を96年3月にリリース。このアルバムではクラシックの要素に加え、ラテン音楽のエッセンスをも取り入れて、独自のアイデンティティを確立させ、日本、ヨーロッパ、南米で独自の地位を築いた。翌97年1月には初来日公演を成功させる。98年8月にクリス・タンガリーディスをプロデューサーに迎えた通算3作目「FIREWORKS」を発表。12月には再来日公演を行ったものの、00年8月にバンドの創設者でメイン・ソングライターのアンドレ・マトス(Vo)がリズム隊のルイス・マリウッティ(B)、リカルド・コンフェッソーリー(Ds)と共に脱退し、新バンドSHAMANを結成する。残されたキコとラファエルは新メンバーを加入させ、01年6月からデニス・ワード(PINK CREAM 69)のプロデュースの元、通算4作目となる「REBIRTH」を完成させ、10月にアルバムをリリース。アルバム・リリース後は12月から南米をツアーし、南米ツアー終了後の1月から再びデニス・ワードをプロデューサーに迎え「HUNTERS AND PREY」レコーディングを行う。3月からはヨーロッパをツアーし、6月下旬にはSINERGYとのカップリングで3度目の来日公演を大成功に収めた。その後01年12月のサンパウロでのライヴをライヴ・アルバム、ライヴDVDとしてリリースし、再始動ANGRA第一章は大成功を収めることとなった。そしてバンドは03年より新作の準備に取りかかり、前作同様デニス・ワードをプロデューサーに迎えた「TEMPLE OF SHADOWS」を04年にリリース。十字軍騎士のストーリーと現代をクロスオーヴァーさせたコンセプトとその音楽的レベルの高さが大絶賛を受け、翌年にNIGHTWISHをスペシャル・ゲストに迎えたジャパン・ツアーも大成功を収める事となった。

そして結成15周年の06年に「AURORA CONSURGENS」を完成させ、その年のLOUD PARKに出演し、07年にはBLIND GUARDIANとのカップリング・ツアーで日本をまわった。そして前作から4年、シェイクスピアの「テンペスト」をベースにした通算7作目となるオリジナル・アルバム「AQUA」を8月11日に発表し、初年度以来となるLOUD PARKのステージに立つ!